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FHU東医研

藤田保健衛生大学東洋医学整体研究部のブログです。大学の授業ではあまり扱われない、東洋医学を自分たちで勉強していこうという部活です!主に漢方と整体の勉強をしています。 普段の活動やイベントなどの情報を載せています。

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今回の小山さんの話、私はとても面白く聞いていたのですが、如何がでしたでしょうか。
夏バテかなぁとだるさと食欲不振を訴えて、胸のつかえ感がありお腹に水が溜まっているひとに人参湯を出した、というお話です。
人参湯はお腹の水を温めますが、動かしてくれる訳ではないのですね。さらに胸を温めてしまうので、この人には逆効果だったようです。確かに、彼女は翌日へろへろになっていました…。
冷えているから温めればいいだろう、温めるなら人参湯でいいか、といったように症状から処方を決めるのって実は危ないぞというお話でした。
難しいですが、誤治の後の対処の仕方を考えるために理論は大事だなぁとか思ったりもしました。

部長
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小山さんのお昼の講義です**
今回は人参湯についてということでしたが、漢方薬の選定の考え方を同時にお話されていましたね。

要するに、あれ、この人弱ってるな~なんて思う人がいれば、まずは
→冷えていたら温めて
→気を補って
→血を補う
という順番で治療を行うべきだ、ということでした。(もちろん、その人が今どの段階にいるかを見極めなければなりませんが)

今回のお話はこれからの漢方薬処方を考える際にすごく重要になってくる所です。ふとした時にでも今回のお話を思い出してみてくださいね(*^o^*)


部長
今回は平岡先輩の講義でした。
四君子湯、六君子湯、補中益気湯…すべて補気剤に入る訳ですが、どんな風に使い分けたらいいのか?という話でした。
まずは補気剤ってわかりますか?気が足りない人に気を補う薬です。
さて、この3つの薬は全て補気に関する薬ですが、どのように補気するか、どこに補気するか、が異なるんですね。

聞いててもピンと来ないなぁ…という人は取り敢えず、3つの薬の名前を覚えておきましょう!六君子湯や補中益気湯などは臨床の現場でも多く使われているようですよ。

部長
芍薬甘草湯について、小山さんに講義をして頂きました。
芍薬甘草湯、ご存知でしたでしょうか。
これは、いわゆるこむら返りの薬で、西洋医学的にもよくつかわれています。筋肉の引き連れなどを治す効果があります。
構成生薬は、芍薬、甘草の二つです。わかりやすいですね。
甘くて飲みやすいですが、気をつけないといけないのが偽アルドステロン症です。…といっても、甘草が入っている漢方についてはどれにでも言えることです。甘草の甘み成分のグリチルリチンが…という話は良く聞きますね。
ただ、効果のキレはずいぶん良いようなので、こむら返りといえば芍薬甘草湯!と続けて使ってしまう場合には注意が必要です。
放課後活動、理論の続きを行いました。病気とは何かという概念的な話から、東洋医学での病気の分類や考え方に触れました。

病気の分類としては、3つあります。
1・内因
2・外因
3・不定内因
です。内因は心や感情の乱れによって起きる病気の事、外因は外からくる邪による病気、不定内因は身体が自然の状態を逸脱して起こる病気の事です。

難しい話だったと思いますが、単語を聞いた事があれば、次に聞いたときにとっつき易くなりますから、根気良くやりましょう(*^_^*)
これからはどんどん具体的な薬の話に入っていきます。

部長

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